私が一生かかっても消費しきれない（編むのが遅いので）くらいたくさんのソックヤーンを持っていると母に言ったところ、何個か持って行って編んでくれました。
機械編みのベスト。
いやー。派手かわいい。レトロ感がたまらん。
わー赤いの、いいねえ！と大きな声を出してしまいそう。レトロかわいいってこう言うことかな。
これね、元気な印象のベストなんですけれど、随所に編み物職人（母）の技が光っています。例えば裾の始末がピヨピヨしている所とか。
前後の身ごろの長さに差をつけて着やすさを第一に考えているところとか。
前後差と言っても見える部分ではないのですよ。肩から背中の上部にかけて前後の長さに差をつけているということですから、これは着てみないとわかりません。いや着てみても、あまりに自然に馴染んでしまうので気がつかないのでしょうな。
それから、ひと玉ずつしかない毛糸4種類を駆使して一着のボーダー柄ベストを仕上げてくれました。自由気ままに色を並べているように見えますけど、実は規則的に段数をきっちり合わせて編んでいるのです。糸の残り具合と着丈がぴったり合うように計算して、無駄な糸が出ないように使い切っています。すごい。
唯一、襟ぐりの始末に満足していないということですので、次回作はそこを解消して仕上げてくれるらしいです。
そしてこのベストに合わせるとしたら、やはりこのパンツでしょうかね。
ダボっとパンツ。
これからも いくつか編んでくれそうな気配ですので、楽しみにしています。
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